2020年9月14日、観察者網によると、浙江省の研究機関が保管していた危険生物のヒアリと有毒の誘引エサが入った箱が住民に持ち去られるトラブルが発生した。
10日に浙江省農業科学院の博士数人から同省景寧県の交番に「ヒアリが入った箱がなくなった」と通報があった。警察官によると、現地でヒアリが見つかったとの報告を受けた同科学院の博士がサンプルを採集、その採集瓶と誘引用のエサが入った箱がなくなったという。記事は、「刺されるとアナフィラキシーショックを起こす危険のあるヒアリのみならず、誘引用のエサも有毒であり、食べれば生命の危険もある」としている。
警察官が現地の監視カメラを調べたところ、同科学院の博士が草の上でサンプルを採集し、側にサンプルとエサが入った箱を置いていた際、道路に三輪自動車が停車し、降りてきた男女が箱に近づき、ふたを開けて中身を確認した上で持ち去ったことが分かった。
警察官はカメラの映像を頼りにこの三輪自動車の行方を追跡した上で、付近の村でしらみつぶしに捜索して自動車を発見。幸いサンプルは元の状態のままだったが、エサは取り出されていたという。
箱を持って行った夫婦は「箱の中の物がソーセージのようだったので冷蔵庫に入れ、孫が学校から帰ってきたら食べさせるつもりだった」と話したという。人命を奪いかねない惨事がギリギリのところで食い止められた。(翻訳・編集/川尻

14日、観察者網は、浙江省の研究機関が保管していた危険生物のヒアリと有毒の誘引エサが入った箱が住民に持ち去られるトラブルが発生したと報じた。